当院の管理栄養士さんは、お子さんが小さい時に助産院に来てくださっていた2児の母なのですが、とても優しくて勉強熱心ながら柔軟性のある素晴らしい栄養士さんです。

最近は、
“グリプロ”という、実際の食事記録をもとによりよい栄養の摂り方を検討する3回コースのプログラムや、
今食べているものを持ってきてもらってお子さんに合った形態やあげかたの工夫を歯科医師と栄養士と一緒に考える”摂食支援”を通じて、どんどん活躍の幅を広げてみえます。

それで私も栄養士さんといろいろ栄養のあり方について話し合う機会が増えました。

栄養士さんと話したり、本を読んだり、勉強する中で、やはり授乳中にすすめられる食事は人生通じて体を健康に来てくれる食事だ!と再認識しました。

そして、こどもたち、お母様たちにもなるべく地域で取れた安心安全な食事を摂ってもらいたいと思うようになりました。

これまで効率重視、価格競争重視の功罪が現代病で、これまでに犠牲になってきたものを、ひとりひとりが考え直して価値観をアップデートさせていけば少しずつ変えていけるんじゃないかと思っています。

私は発達障害という言葉自体は、普通とか平均がないと生まれない言葉で、人の価値観の枠に当てはめて評価しているようで好きじゃないですし、何も凸凹のない人なんかつまらないと思うのでむしろ発達障害万歳なんじゃないかとも思います。
ですが、出来る支えをしていくことは周りの人の大切な役割で、その子は病気や障害があるから仕方ないと考えないでその子のポテンシャルを活かせるように生育環境を整えることがとても重要なんじゃないかと思います。

そうすると
心の栄養になる言葉
身体の栄養になる食事

の2つを意識して選ぶことはやっぱり大切だなぁと思いました。

データ栄養学はひとまず参考にするぐらいにしておいて、自然からの賜り物を感謝していただくことが大事で、なるべく加工されてなくて地球がいじめられていないような食事を選ぶように心がけたいなぁと思います。
そうすると心も洗われて言葉も美しくなったりして。