先日ついに、約3年前に卒業した修士課程の卒業論文を日本母性衛生学会誌に掲載していただきました☺️

下の子の産休中に完了する目標だったんですけど、初めての雑誌投稿だったのと、子どもに合わせて生活しながらパソコンに向かって集中する時間を確保するのがなかなかの至難でえらい時間がかかってしまいました😅

指導してくださった先生方、協力してくださった助産師会の方々、お母様方、本当にありがとうございました🙇‍♀️

この論文は、私の仮説である

就労予定のお母様でも”母乳育児への自己効力感”が高まれば母乳育児を続けようと思える

(結果、母乳育児が続いて母子ともに母乳の恩恵を最大限享受できるはず!)

ということに基づいた

「母乳育児への自己効力感に影響する要因は何か?」

という大研究テーマのうちの一部の

「妊娠中の母乳育児への希望への影響要因」

を明らかにするという研究です。

出産後に復職を希望される妊婦さんの希望する栄養方法とともに、

就労状況(雇用形態のほか、託児があるか、時短があるか、小さいお子さんを育ててる同僚がいるか、職場に育児について相談できる人がいるか)、

身近に育児で頼れる人がいるか、

年齢や学歴などの社会的背景、

Sence of coherenceと(なんくるないさ〜能力みたいなもの)

を調査させてもらって、統計的に影響があるといえるのは何かを分析して、結果をまとめました。

その結果、

 

 

①”職場に育児について相談できる人がいる”妊婦さんに母乳育児を希望する人が多い、

②年齢が低い妊婦さんの方が母乳育児を希望する割合が高い(とは言っても低いと高いの境目の年齢は32歳)

 

 

ということが統計学的有意な関連があるという結果になりました。

結果はそうとしても、1人の妊婦さんが母乳育児をどれくらいしたいと思うには、その人の価値観だけでなく周囲からの影響や環境など多種多様で大小様々な要因が影響すると思います。

ネガティブな情報もたくさんあって、不安から母乳育児に消極的になるお母様もたくさんいるのかなとも思います。

確かに一筋縄ではいかないこともありますが母乳育児はやっぱり楽しくて幸せで、母子双方に恩恵を与えてくれるものだと思います。

明るい気持ちでスタートを切れるよう、サポートできる場にできるよう努めていきたいと思います!

 

 

余談ですが、人を相手に物事を科学的に立証するというのは簡単じゃないと研究を通じて学びました。

統計学的に有意差が出るようなものは氷山の一角に過ぎなくて、

人相手では今起きている現象こそ何よりのエビデンスなんじゃないかとも思います。

そのため、平均値、標準値、成長曲線のようなものは参考に過ぎなくてその子が一番キャパシティを発揮して幸せになれることが何よりだと思います。

平均・標準の人ばかりの社会になったら全然面白くないし

むしろ、ベル型曲線の両端の人が世の中を変えていくことってたくさんあると思います。

お母様とお子さんに健康で幸せに過ごしてもらうことが何よりですが、平均や標準に振り回されすぎずに楽しくやっていけるように、これからも私自身学んでいくと共に生物的な勘が働く人になりたいと思いました。